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ハウス内も真冬の状態で、朝は鉢の土もカチカチに凍りますが、花芽の方は少しずつですが膨らんできています。

昨年の1月に比べると花芽の伸び方が遅いように思います。枝数も増えていますから、全体に花を咲かせようとすると当然のことかもしれません。相変わらずハウスは閉めた状態で、結露を気にしながらの毎日です。

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相変わらずハウス内は真冬の状態が続いていますが、花芽の方は順調に膨らんできています。

ここ1ヶ月で花芽の膨らみが目に見えて大きくなってきています。真冬でも暖かい日のハウス内の気温は20℃前後になりますから、もう少しで花芽の方も大きく変化をすると思います。

今回はペリドットのサイズもわかるようにしてみました。樹高35㎝、樹幅35㎝ぐらいです。開花時にはもう一周りくらいサイズアップします。

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ずいぶん春めいてきました。開花の準備はどんどん進んでいます。3月も中盤になりますとハウス内は暑いくらいの日もあり、熱気を逃がす必要も出てきました。

花芽の膨らみが日に日に大きく変化してきています。そろそろ開花の最終段階というところです。暖かい日のハウス内の気温は30℃前後になりますから、温度調節にも気を使うようになりました。

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このところ暑い日があったり、寒い日があったりと気温も安定しませんが、開花の準備は最終段階に入っています。今週から来週にかけて開花を始める様子です。

花芽の先がほんのりと赤みがかっているのがわかります。

日が当たりだしますとハウス内は急激に温度が上昇するので気を付けています。また昼夜の温度差がありますので、そろそろアブラムシが現れてきそうです。

4/15

今までハウス内のTRY用ペリドットだけを観察・レポートしてきましたが、この時期の露地栽培のペリドットの様子もご紹介します。ハウス内とはかなり温度差がありますので、庭植えするときなどの参考にして下さい。今年は結構寒かったのでまだこれから花芽を伸ばしていこうという段階です。

 

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前回のレポートから1週間経過しました。開花をスタートさせたようです。

4/27

ここにきて開花が遅くなっています。もう少しというところでしょうか。このところ風が強くてハウスの換気がうまくいったいませんでしたので、少し蒸れ気味なのが心配です。うまく咲いてくれるといいんですが。

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心配していた状況になってしまいました。生産者としてはお恥ずかしい話ですが、過湿です。花芽がついた頃から別の環境に移動しておけばよかったのですが、開花前に花がだめになってしまいました。前回のレポート後はもっと密閉度の低いハウスに移していたのですが手遅れでした。もう少し経ってから土の入れ替えと剪定をする予定です。

 

TRY用の株以外のペリドットの様子は「Peridot」-「花の様子」で紹介しています。

 

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今年は残念な結果になった花も終わり、花柄とともに新芽も出てきました。昨年はこの新芽を残して育てましたが、今回は剪定をして樹形を整えます。

それぞれの枝の、新芽が出ている部分の以外で葉が一番密集している部分をハサミで示しています。良く見ると枝に筋の入った部分があります。この筋のところをバッサリと切り落としていきます。切った後、枝に葉が一枚もないような状態だけはくれぐれも避けてください。

次に樹形を整えるために、ハサミで示しているような下向きの枝や、細すぎる枝、樹全体のバランスを阻害するような枝を除いていきます。これから出てくる枝が伸びやすくなるように想像しながら剪定します。

剪定が終わると大体こんな感じになりました。

前回使用した土は結果として水はけが良くなかったようですので、同じタイミングで鉢上げをしました。前回は6号鉢でしたが、今回は8号鉢に鉢上げします。鉢から外した根鉢を流水で軽く洗い流しました。今回使用する土は水はけをかなり意識したものにしています。

新しい鉢に入れた後は、鉢底から水が流れ出すまでしっかりと水を与えます。これで剪定と鉢上げの作業は終了です。来年こそは満開の花を・・・

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先月の剪定から1か月経過しました。剪定後の枝からは新しい芽吹きがあり、また新しい樹形を作っていきます。この芽吹きの良さがペリドットの特徴でもあります。

少し葉に異常が見られるので調査していきたいと思います。

8/13

先月から発生している葉の異常ですが原因がほぼ特定できました。「蛾」による被害でした。「蛾」の防除は5月の末に行っていたのですが足りなかったようです。高温による生育障害や、微量要素不足による要素障害を考えたのですが違っていたようです。いくつかの株を研究機関((独)農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所)に送り調査していただいた結果です。これでこれからの対策を講じられます。今年はかなり見苦しい樹になるでしょうが、なんとか仕立てていきます。

9/13

先月から多少気温も下がり、日差しも和らいできました。ペリドットも厳しい時期を過ぎて少し落ち着いた様子です。新しい芽も順調に伸び始めています。

少し曇り気味の日(9/2)に殺虫剤(ダントツ2000倍)と殺菌剤(ベルクート1000倍)を混合して散布しました。来年は6月前後に注意していたいと思います。

10/12

9月はまだ弱々しかった新葉もしっかりしてきました。気温も安定し、樹もその体力を成長の方に向けられるようになっています。若干の日照不足が影響してるためか、葉色のノリがあと一歩というところです。

朝夕の気温差が大きくなり始めていますので、害虫の発生には気をつけています。また潅水の量も控えめにしています。

毎週のように襲ってくる台風にハラハラしながらの毎日です。

11/16

先月はまだ暑い日もあり、ハウス全開という日もありましたが、さすがに近頃は無くなりました。昨日はこの時期はじめて暖房(七輪で炭火)しました。

ペリドットの方は葉の緑が濃くなったような状態ですが、見た目にはほとんど変化はありません。痛んだ葉と無駄な枝の整理をしてやりました。

12/19

今年もあとわずかになってしまいました。ペリドットの葉の色が濃くなり、新しい花芽の準備も整いつつあります。この赤い芽がこれからどんどん膨らんでいきます。あまり日差しのないこの時期は土が乾いてきたら潅水しています。